2026年度 「わたしの家 すやま」 代表挨拶

きんじロードの桜とともに、新年度を迎えました

わたしの家の建物の前では、二宮金次郎さんが、学生であるご利用者様、関係機関の方、地域の方々をお迎えしています。

建物の周りには、1周100メートルの周遊路を設けています。名前は、二宮金次郎さんの名を借りて「きんじロード」と命名しています。

今年も、きんじロードのソメイヨシノ桜は、2026年度のスタートを祝うように、淡いピンクの花を咲かせました。

ソメイヨシノの寿命は60〜80年、環境によっては100年ほどになることもあるそうです。わたしの家の木は、まだ二十歳を超えたくらいでしょうか。幹も白く、つるっとしています。

20年、30年の木はまだまだ若者で、開花時の蕾と蕾の間隔が5〜10cmほど離れています。40年以上経つと中年期となり、蕾と蕾の間が3〜5cmになります。そして、60年〜100年を超えた桜は、幹も全体が黒っぽくゴツゴツとして、抱えきれないほどの太さになり、花も見事に咲き誇ります。

桜の樹齢も、人間も、年齢を重ねた重みは同じですね。

わたしの家大学の桜は、まだまだ若者です。これからも、わたしの家の理念を継承し、地域と共に一歩一歩歩みながら、樹齢100年の桜の開花のように歩んでまいります。

わたしの家の始まりと、理念の原点

わたしの家は、居宅介護支援事業所からスタートしました。

地域に病院やクリニックがあったら安心です。銀行も身近にあると便利です。スーパーも近くにあると買い物がしやすいですね。そして、介護で困ったときに相談できる場所があったら安心です。

その思いから、わたしの家はスタートしました。理念は、そこから生まれました。

地域の人々で支え合う福祉

わたしの家の基本理念は、「地域の人々で支え合う福祉」です。

「わたしの家」は、地域の皆さんと共に、安心して暮らせる地域づくりを進めます。ケアする人も、ケアされる人も、互いに支え合う「わたしの家」創りを目指します。

地域の皆様と一緒に創る。

これからも、みんなで支え合い、声を掛け合って、学んでいきます。わたしの家は、新たな気持ちでスタートします。

人生の後半にこそふさわしい、学びの場として

わたしの家大学は、年齢が高くなったから行く所、いわゆる「行き場」ではありません。人生の後半にこそふさわしい学びの場として、私たちはわたしの家大学を定義しています。

以前にもお伝えしたかもしれませんが、ある時、テレビで男性アナウンサーのお話を聞きました。

お父さんが余命数か月のある日、

「親父、いつも仕事が忙しいと言い訳して、何も息子らしいこともせずにごめんな。今、僕に何かできることがあるか?」

と聞いたそうです。

すると、お父さんは、

「そうだなあ。広辞苑を持ってきてほしい」

と言われたそうです。息子さんは、はっとしました。

人は年齢ではなく、余命でもなく、生涯学びたいと思い続けるものです。

その学びは、「人を尊重し」「人を愛する心を持ち」「人を元気にし」「人をつなぐ力」を持っています。

その理念に共感したわたしの家の取り組みは、行政・地域・学生である皆さんが三位一体となって育ててきた、まさに“地域の高齢者大学”です。

それも、皆さまの日頃からの温かいご支援があってこそ、地域に根ざした学びの場として成長を続けることができています。

1日10個の感謝を胸に、今年も歩みます

これからも、スローガンである「1日10個の感謝を胸に!」を大切に、地域の皆様に感謝をしながら、今年も歩みます。

進級式・入学式の当日は、三味線と小西朋子先生の伴奏で、花吹雪が舞い散る華麗な「さくらさくら」を歌いました。

桜の季節にふさわしい、あたたかく華やかな時間となり、2026年度の始まりを皆さまと共に迎えることができました。

わたしの家 すやまの歩みは、地域の中に「介護で困ったときに相談できる場所があったら安心」という思いから始まりました。病院やクリニック、銀行やスーパーが身近にあると安心なように、介護や暮らしのことを相談できる場所も、地域の中にあることが大切だと考えています。

枚方市須山町で介護や高齢者支援に関わる事業所として、住み慣れた地域で安心して暮らせること、ご本人もご家族も相談しやすいことを大切にしています。