進級、おめでとうございます

4月の終わりに、枚方市総合文化芸術センターにて、「わたしの家大学」の進級式を開催しました。
この大学は、枚方市のサービス付き高齢者向け住宅「わたしの家 すやま」が行う、“生涯学び続けられる場所”を目指した取り組みです。
この一年、利用者の皆さんが自分のペースで学びに取り組まれてきました。晴れて新しい学年へと進まれる皆さん、新しく入学された皆さん、本当におめでとうございます。
今年は、教養学部88名、体育学部51名、両方に参加されている方が21名。
そして新しく入学された新入生が28名。
合計で139名の皆さんが、それぞれの興味や目標に合わせて学びを続けられています。
式典では、枚方市市長からの温かいご挨拶のあと、代表の谷口からひとりひとりに証書が手渡されました。
皆さんの笑顔と、たまに少し緊張した表情や、証書を受け取る真剣なまなざしに、私たち職員も心を打たれ、会場はあたたかな拍手に包まれました。
その後の進級式の中では、学部ごとにこの1年間の取り組みや成果を発表しました。
発表には、スライドや手作りの作品、身体を動かす体操なども登場し、楽しく、心のこもった時間となりました。なかでも、「一人でスーパーに行けるようになった」という発表では、これまでの努力や自信が伝わり、会場がひとつになって喜びました。


















各学部の発表内容をご紹介します
【教養学部】
絵や習字、朗読、ことば遊びなど、いろいろな活動に取り組んできました。
発表では、作品をスライドで紹介しながら、楽しかった時間を思い出す場面もありました。
特に朗読では、はっきりした声で読み上げる姿に、会場から拍手が送られました。
「前よりできることが増えた」「また挑戦したい」と、前向きな言葉が印象的でした。
学ぶことの楽しさが、日々の暮らしにやさしく広がっていることを感じました。

【体育学部】
歩く練習や運動を中心に、体を動かすことに取り組んできました。
「買い物にひとりで行けた」「散歩が日課になった」と、成果を話してくださった方もいました。
スライドには、リハビリやトレーニングに励む姿が映し出され、まわりから「すごい!」の声も。
小さな努力の積み重ねが、自信や喜びにつながっていることが伝わってきました。
これからも、やってみたいことに向かって進んでいく皆さんを応援したいと思います。

【あいあ~る】
「わたしの家」での日々の暮らしや行事を紹介しました。
季節ごとのイベントや、お誕生日のお祝い、きんじろーどを歩く様子など、たくさんの写真とともに振り返りました。
写真を見ながら「このとき楽しかったね」と笑顔で話す場面も。
おやつ作りやスタッフとの交流も紹介され、暮らしの中にある幸せが伝わってきました。
学びは特別なことだけではなく、毎日の積み重ねの中にあるのだと実感できる発表でした。

【わたしの家大学 全体】
大学全体からは、「学ぶことは生きること」という想いをあらためて伝えました。
「ありがとうを10回言う」「マイナスの言葉には“でも”をつける」など、心の持ち方も大切な学びとして紹介。
皆さんが「自分は若い!」と笑い合う時間には、自然と会場全体が明るくなりました。
日々のなかで、自分らしく笑って過ごすことが、心と体の元気につながっていることを、私たちも教えていただきました。
これからも、この学びの場を大切にしていきたいと思います。

最後にわたしの家すやま、谷口より
わたしの家すやま、代表の谷口よりメッセージ。
「一年間のがんばりが一年積み上がりました。本当にすばらしいことです。心からお祝いします。」
これからも「わたしの家 すやま」では、介護を超えて、ご利用者様一人ひとりの「やってみたい」「できた」をサポートしていきます。
「わたしの家」が、これからも枚方市で安心と笑顔のある毎日を届ける場所であり続けられるよう、スタッフ一同、力を合わせて取り組んでまいります。
わたしの家すやまの学ぶデイサービス、「わたしの家大学」と、
体育学部についてご興味のある方はお電話やメールフォームよりお気軽にご相談ください!